SANEI 2022 Comcept

行動しよう。
未来のために。

「人類ある限り水は必要である」
現代のサスティナビリティにも通じる考えを、
SANEI は企業のフィロソフィーとして大切にしてきました。
その思いは変わることなく、褪せることなく、
一層切実な意味を帯びて今の時代に息づいています。
私たちの生きる21 世紀は「水の世紀」になると言われています。
かつての「石油の世紀」になぞらえたその表現は、
人々の利用できる水がますます希少なものになっていくこと、
水をめぐる世界の安定への危惧が示されているのです。
今こそ私たちは行動しなければなりません。
水の循環にかかわる存在として、
いつまでも人々の生活の憩いと潤いが続くように。
Think Life. Make Act.
美しいこの惑星(ほし)の未来のために、
今日私たちにできることを。
私たちの挑戦は始まっています。

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知恵を活かし、
水を生かす。

何十年に一度。
かつてはそういわれた豪雨が例年のように頻発し、
一方では、大災害時の水供給も大きな課題に。
都市は今、つねに起こりうるものとして
水の問題に備える時代が来ています。
SANEI が取り組む雨水・中水活用システムは、
大量の雨水を水がめのように貯め込み、
都市機能への負担を軽減しながら非常時に活用。
水田、ため池…古くからの利水の知恵を活かし、
これからのレジリエントな街づくりに貢献します。

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その“線”は、
未来まで。

建てては壊すスクラップ & ビルドから
100年住めるロングライフデザインへ。
地産材の利用、自然エネルギーの活用など
家づくりにも、サスティナブルの時代が来ています。
ただ、住まいの寿命のことは誰もが気にするけれど、
ふだんみえない「水の通り道」はどうでしょう。
水道メーターから給水栓まで。
家庭内に水が行きわたるプロセスのすべて――。
SANEIは、その品質で人々のライフラインを支え続けます。24時間365日、かけがえのない水の流れを、変わらず暮らしへリレーしてゆくために。

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和と、輪と、輪。

手水を思わせる、和の趣き。
でも、「いちりん」に竹を使っているのは、
ただそれだけの理由ではないのです。
竹は生育が早いことで知られ、
放置された竹林が周囲の植生を侵す、
いわゆる“竹害” も問題になっています。
そんな竹を価値ある資源ととらえ、
ものづくりに有効活用することで、
社会にサスティナブルな循環の「環」をつくっていく。
SANEI が実践する、エシカルデザインの一つです。

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ふれずに、ふれる。

考えてみれば、人間の手ほど、
使い勝手がよくて万能な“道具” を
私たちは知りません。
水を出す、止めるという無意識の所作も
手という高性能のコントローラーがあればこそ。
しかし、生活も衛生意識も大きく変わった今、
むしろ手を接触のリスクからまもることが
暮らしの安心をまもることだと考えました。
水にはふれたい。器具にはふれない。
手を洗うという暮らしの経験に、
使い手視点のイノベーションを届けます。

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色に自由を。
地球に愛を。

「蛇口」といえば、鏡のような光沢、
メタリックな色と質感が昔からの定番でした。
でも、好きな服を選ぶように、
水まわりだって、もっと自由になれるはず。
自分好みの色が選べる。
メッキ処理をしない分、環境にもやさしい。
今の時代、そんな選択肢もあっていい。
SANEI は、そう考えます。
デザインの力で、水まわりの「色」の常識は、
常に新しく進化を続けています。

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水まわりから、
水を解き放つ。

未来の暮らしについて、私たちが考えたこと。
それは、決まった形で決まった数だけ置かれた
既成の“水まわり” の概念から、
“水” の可能性を解き放てないか、ということでした。
SANEI が提案したいのは、
人と水の関係を中心に考えた空間――
本当の心地よさを感じることのできる、
新しい暮らしのシーンです。

その一滴が、
大きな流れになる。

とるにたりない一滴の雫も、
出会い、合わさり、
一筋の流れからやがて
地平を満たす大河となるように。
今は小さな一歩も、
必ず望む未来に向かって
可能性の扉を開くと信じて。
行動しよう。未来のために。

SANEI 2022 Concept Movie

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