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西岡 利明
代表取締役社長西岡 利明

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
第65期[決算期]SANEI REPORT(決算報告書)をお届けするにあたり、ご挨拶申し上げます。

当社は昨年9月に創業70周年という節目を迎えさせていただきました。
これもひとえにこれまで当社を応援していただいた皆様からの長年にわたるご支援、ご愛顧の賜物であると心より感謝申し上げます。

こ当年度は、日銀によるマイナス金利政策の終了とともに約30年に渡り続いたデフレからの脱却となりましたが、急激な為替変動などによる銅価格やエネルギーコストの上昇などが製品コストを押し上げました。
これに対して高付加価値製品の販売強化や価格の適正な見直しを実施し、得意先様にご理解、ご協力をいただけますように努力を重ねてまいりました。
それらの結果もあり、当期の決算は売上高28,465百万円、昨年と比較して933百万円の増収となりましたが、創業70周年関連費用などもあり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,254百万円、昨年と比較して94百万円の減益となりました。

次年度は2025年に入りアメリカ大統領による相互関税の実施やそれに伴う貿易戦争への懸念が高まる中、世界経済への先行きが不透明さを増しています。
そのような状況ではありますがインバウンド需要の持ち直しは明るい材料となりました。

4月13日には大阪・関西万博が開幕し「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとし、半年間に渡り世界各国から技術や人々の交流が繰り広げられます。
当社もブロンズパートナーとして、会場内の手洗い施設などにセンサー水栓(自動水栓)などを提供し、ご来場になる皆様が快適にお過ごしいただけるよう協賛しております。
また4月よりセレッソ大阪のメインスタジアムである「ヨドコウ桜スタジアム」とパートナー契約を締結し、メインスタンドに看板を掲示する運びとなりました。
大阪・関西がひとつになって世の中全体を盛り上げていけるよう努めております。

昨年は当社主力工場である岐阜工場に新工場棟(第1工場)を建設、社員食堂も併設し活気あふれる工場となりました。
本年は組立工場(第2工場)の建て替えを計画、工場の自動化・バリアフリー化を推進し、生産拠点のさらなる効率化を進めております。

社会のあり方や人々の価値観が変化していく時代ですが、創業以来の理念である「人類ある限り水は必要である」を大切にし、技術・感性を進化させてまいります。
今期から「水をつなぐ」を新しいコーポレートメッセージに掲げました。
これはかけがえのない水資源と人びとの大切な暮らしをつなぐ使命を表しています。
当社は水まわりメーカーとして、これらの理念のもと、より一層の企業価値向上に取り組んでまいります。

株主の皆様におかれましては、今後ともに変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2025年6月